いちじくと食べ合わせが悪いもの!相性のよい食べ物を紹介

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優しい甘さが美味しいいちじくだが、食べ合わせについて気になったことはないだろうか。そこで今回は、いちじくの食べ合わせについて詳しく紹介したい。食べ合わせが悪いもの、食べ合わせがよいものをそれぞれ見ていこう。食べ過ぎると起こる体の不調も紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。


目次
  • 1. いちじくと食べ合わせが悪いもの
  • 2. いちじくと食べ合わせがよいもの
  • 3. いちじくの食べすぎに注意

1. いちじくと食べ合わせが悪いもの

まずは、いちじくと食べ合わせが悪いものについて見ていこう。

食物繊維の過剰摂取に注意

いちじくには水溶性食物繊維が0.7g、不溶性食物繊維が1.2g含まれており、不足しがちな食物繊維の摂取に期待が持てる。(※1)例えば、食物繊維の1日の摂取目安量は18歳以上の男性では19g以上、女性では17g以上が推奨されているが、普段の食事では不足しがちな傾向にあるようだ。(※2)(※3)一方で食物繊維は摂取量が過剰となると下痢などの消化器官不良を引き起こす可能性がある。また、カルシウムを吸収するのを阻害する場合もあるので注意しよう。通常の食事では考えづらいが、例えばサプリメントを摂取している人は過剰にならないように気を付けたほうがよい。(※4)

2. いちじくと食べ合わせが良いもの

いちじくと食べ合わせの悪いものが分かったところで、次は食べ合わせの良いものを見ていこう。

おすすめの食べ方

いちじくはおやつに最適な果物なので、適量を食べるとよい。農林水産省によれば間食の目安は200kcalとされているため、食べ過ぎに注意しながら摂取するのがおすすめだ。(※5)いちじくは生のまま食べても美味しいが、ドライフルーツにして食べる方法もある。乾燥させれば日持ちもしやすくなり、刻んでヨーグルトに入れればおやつだけでなく朝食としても活躍してくれるだろう。ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがある。いちじくに含まれる水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌のエサになって、腸を健康にするのにも役立つため、組み合わせると腸活に役立つことが期待できる。(※1、6)ただし、乾燥させた場合は水分が減るぶんカロリーや栄養も多くなるので、食べ過ぎないようにしよう。

また、いちじくはデザートだけでなく料理にも活用できる。サラダの上に乗せたり、ソテーしたりして食べてみよう。いちじくはいろいろな食べ方ができるので、食べ合わせを考えながら美味しく味わってみてほしい。

3. いちじくの食べすぎに注意

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ここまでは食べ合わせについて紹介したが、いちじくを食べ過ぎるとさまざまな影響が出る可能性がある。ここでは、食べ過ぎによって起こることを詳しく見ていこう。

果糖と肥満について

いちじくに限らず、果物には豊富な果糖が含まれている。つまり果物を食べ過ぎてしまうと、糖質の過剰摂取によって中性脂肪が増大したり肥満になったりする可能性があるのだ。果物は野菜に比べて糖質が多い傾向にあるため、野菜の代わりに果物を摂取しても同じ栄養は摂取できないのだ。(※6)いちじくをはじめとする果物は栄養が豊富だが、肥満にも繋がりやすいので過剰摂取には注意しよう。

アレルギー症状

アレルギーの中には、口腔アレルギー症候群と呼ばれるものがある。花粉症の人は果物や野菜に含まれているタンパク質に反応し、アレルギー症状を起こす可能性があるのだ。口の中がピリピリしたり、違和感があったりする場合は食べないようにしよう。(※7、※8)また、いちじくはラテックスアレルギーと合併する果物アレルギーを発症する可能性があるため、ラテックスアレルギーがある人はあわせて注意した方がよい。(※9)食べ合わせに注意しながら食べるのはもちろん、いちじくはアレルギーにも注目しながら食べるようにしよう。

結論

いちじくはとても美味しく、栄養価の高い果物だが食べ過ぎや食べ合わせには注意しなければならない。食物繊維に関しては食事から摂取する場合には過剰摂取になることはほとんどないが、糖質の過剰摂取や、アレルギーを発症することがある果物とされているため、特に花粉症を持っている人は注意したほうがよいだろう。

(参考文献)

※1参照:文部科学省「果実類/いちじく/生」

https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=7_07015_7

※2参照:独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構「繊維質と食物繊維」

https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/58/4/58_4_186/_pdf/-char/ja

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※3参照:日経Gooday「私たちが一番多く摂っている食べ物は?」

https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/64/6/64_796/_pdf

※4参照:大塚製薬「食物繊維」

https://www.otsuka.co.jp/college/nutrients/fiber.html

※5参照:農林水産省「子供の食育」

https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/oneday/idea2.html

※6参照:明治乳業「腸のはたらきと腸食でとりたい3つの栄養」

https://www.meiji.co.jp/yogurtlibrary/style/choshoku/02/

※7参照:厚生労働省「果物」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-01-003.html

※8参照:独立行政法人 環境再生保全機構「食物アレルギー対応ガイドブック 2014」

https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/archives_24514.pdf

※9参照:中野区医師会「口腔アレルギー症候群」

https://www.nakano-med.or.jp/topics/2013/03.php

※10参照:藤田保健衛生大学医学部「食物アレルギー診療ガイドライン 2012」

https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/64/6/64_796/_pdf

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